今回が『ラガヴーリン16年』というアイラウィスキーをテーマにします。というのも、このラガヴーリンというウィスキー。
ラフロイグやアードベッグと双璧をなすと言われるほどのトップクラスに癖のあるアイラウィスキー銘柄の1つ。メチャクチャ愛されるウィスキーである一方で「メチャクチャまずい!」と言ってる人もいるのがラガヴーリン16年。
ただ、実際にはマズイのではなく「単純に好みの問題」って話なので、どういう人が苦手で、どういう人が好んでいるのか。その辺の特徴をこの記事で掴んで下さい。
ラガヴーリン16年を「まずい!」と言ってる人たちの声
アマゾンのレビュー欄を見ててラガヴーリン16年を「まずい」と言ってる人にこんな方が・・・
【第一印象】
まず、開封後すぐに呑みやす過ぎる。
【味】水飴を水で溶いたような甘さ。そこにエタノールをドボドボ足したようなアルコール。で、ヨードの風味がするが、取って付けたような感じ。
上記の味と香り以外何もなく、「化学調味料だけで作られたラーメン」みたいな、いや、廉価なカップラーメンを食べたような、それ以外の何者でもない、酷い味。と言っても呑めないような味ではないが、価格は千数百円が妥当。まったくどうかしてる評価ばかりだ。
『ぽこぺんさん』レビュー
なかなかにボコボコに批判してるレビューですが、実を言うとこのレビュー自体がボコボコに言い返されてます(苦笑)。例えば・・・
いやあ、ひょっとしたら水飴を溶かして作った偽物を掴まされてる可能性も無きにしもあらず。
もしも正規品を飲んでの感想だとしたら……可哀想と言うか何と言うか、人生諦めず頑張ってくださいね。
とか
新規開拓ってもしかしてウイスキー自体が初めてなのか?「水飴」「化学調味料」「廉価なカップラーメン」、何ひとつとして同意できる箇所はないし、正直に言ってこのレビューを削除してほしいと切に願うほどだ。あんたの評価こそどうかしてる。
と言った感じ。ウィスキー通の方々からすれば、このレビューは「信用に値しない!」と言っている感じですね。もちろん、人それぞれだけど、個人的にも「このレビューはひどい言いようだな」とは思ってます。
ただ、1つだけ「苦手な人はこうだろうな」という特徴を言い当ててるものとしては『エタノールやヨード臭が強い』っていう部分(表現はアレだけど。。。)
ラガヴーリンの独特の香りとして、まずはヨード臭の香りが鼻にくるので、これがダメだって人は生理的に受け付けられないので。
私も最初は「うっ!」ってなったけど、慣れるとこの香りがないと物足りなくなるんですけどね♪
他にも、ウィスキー通の方だろう人たちが複数以下のようなレビューをしてました。
ボトルの栓の所の封印がアマゾンの物にはなかった。楽天ではありました。封印があるのと無い物では味が違います。
封印ありは、年数もあり落ち着いた味でクセも弱めで飲みやすい。
封印無しは、とにかくアルコール臭が強く飲みにくいです。
『ぴろさん』レビュー
私もこのレビューを見るまで知りませんでしたが、ラガヴーリン16年には封印ありと封印なしバージョンがある模様。そして、封印があるものの方が美味しい!というレビューがたくさんあります。
なので、その辺を気づかず「封印なしバージョン」を買ってしまった通の方が怒りのレビューを載せている。そんな感じでしょうか。
私はそこまで通じゃないので、そこにこだわる気は今はありませんが「少しでもよいラガヴーリン16年を!!」と思ってる方は封印のありなしも調べたほうがいいのかもです。
「美味い!」と言ってる人たちの声は?
では、逆にラガヴーリン16年を「美味い!」と言ってる人たちの声も聞いてみましょう。
山崎12年が9,180円、山崎18年が27,000円など国産ウイスキーの価格高騰が著しく入手困難になりました。スコッチウイスキーも例外ではなく、休売情報や価格高騰といった愛好家には嬉しくない情報を多く耳にします。
そんな中、愛好家の最後の砦がこのラガヴーリン16年と言っても過言ではないでしょう。オフィシャルスタンダードの定番品でも味が少しずつ変わり落ちていく物が多いですが、ラガヴーリン16年は愛好家も納得の美味しいままを維持しています。バーテンダーやコレクターの方で終売を恐れ何十本もストックされている方が多いのも頷けます。私も10本ストックしています。アイラの中でも特に人気なラガヴーリン蒸留所。
ラガヴーリン16年がなくなったら悲しむ愛好家が世界にどれだけいるでしょうか。現在発売されている1万円以下のオフィシャルスタンダードでは間違いなくナンバーワン候補筆頭だと思います。これからもこの価格で変わらぬ味の佳酒であり続けて欲しいと願うばかりです。
『早稲田の弁当屋さん』レビュー
このラガヴーリンのレビューを見る限り長年の愛好家さんによるウィスキーレビューと思われます。そんな方が「最後の砦」とまでいうラガヴーリン16年。
ジャパニーズウィスキーは特に価格高騰の一途をたどっているので、こういうお値頃で美味しいウィスキーの存在は貴重だということが深い愛情込みで伝わってきます!
他にもこんなレビューが。
番組の影響でアイラ島のボトルを揃える事になり
『ACE23さん』レビュー
ボウモア・ラフロイグ・アードベッグ・カリラ・キルホーマン・ブルックラディと進み最後のラガヴーリンにたどり着きました。(アードナムルッカンはまだレア過ぎて購入できず)
癖があるとの事でしたが、6種を飲み進むと、それほどではなく普通に美味しいです。でも、ちょっと高いかな。他は飲み終わったので、これは大切に飲もうかなと思います。
アイラウィスキーを飲み進めてラガヴーリンにたどり着いた人のレビューっていいですね。実際、私もアイラウィスキーを何度も飲んでるとクセもなれて普通に美味しくなるんですよね。
16年ということもあって他の12年もののアイラウィスキーなどと比べると若干高めってのが欠点といえば欠点でしょうか。
まとめ
以上、簡単ですがラガヴーリン16年に対して「まずい!」「うまい!」というそれぞれの方たちの声をいくつか紹介してみました。
ただし、注意してほしいのがラガヴーリン16年の2つずつの声を紹介したけど、アマゾンのレビューを見る限りは『97%が美味しいという声』で、ネガティブなレビューは3%のみ。
日本人にも圧倒的に受け入れられてるのがラガヴーリン16年。とはいえもちろん、好みはあるはずなので、他のレビューが気になる方は以下のページより確認してみてね。