アイラモルトのピートの香り（スモーキーさ）について

今回は『アイラモルト』のウィスキーをテーマにこのウィスキーの最大の魅力である『強いビートの香り（スモーキーさ）』なども語っていこうかと。

その前にアイラモルトについての基礎知識から。

アイラモルトウィスキーとは

アイラモルトウィスキー（一般的にはアイラウィスキーと呼ばれることのほうが多い）とは、イギリスのスコットランド西側にある『アイラ島』で作られるシングルモルトウィスキー全般のことを言います。

代表的なアイラモルトとしては

・ボウモア
・ラガヴーリン
・ラフロイグ
・アードベッグ

などでしょうか。

これらのアイラモルトの香り（スモーキーさー）については、アイラモルトウィスキーを飲まれたことがある方はご存知のとおり『クサいが正義』と言わんばかりの強烈な個性を放っています。

「ヨードのような薬品臭いにおい」「強い潮のような香り」

といった感じで。

それ故に、ウィスキーが苦手な人から恐ろしく敬遠されるもウィスキー愛飲家たちの中では強烈なファンも多い。そんな強烈過ぎる個性を放ったスモーキーさを持っているんおがアイラモルトの香りの特徴です。

アイラモルトの香りを例える時に、このような言い方をされることも多く「正露丸みたいな香りなんて好きになるわけない！」と試す前から否定する人も多いんですね。

でも、それは勿体ない。確かに初めてアイラモルトの香りを嗅いだ瞬間は私も「ウッ！」って正直なりました（苦笑）。ですが、慣れてくるとこの香りがないと物足りない。そう感じるくらいの魅力を持った香りになってます。なので、正露丸というワードで即拒絶せず、一度は試して欲しい香りですね。

もちろん、ダメな人はダメなので強く言うつもりもないですが。

人によって意見は違えど、一番多く「これが一番スモーキーなアイラモルトだよね」と言われてるアイラモルトの銘柄はズバリ

●アードベッグ

になります。このウィスキーはスコッチ業界で最もピートを炊き込んでいると言われており、そのピートの香りがウィスキーに染み込んでいるからこその強烈な香り。

嫌いな人にとっては「臭い！」好きな人にとっては「スモーキー！」と感じるアイラモルトになっております。他のアイラモルトは飲めてもアードベッグだけはムリ！！って人もいるくらいの強烈なピート感なので試す際はご注意を。

アイラ島という限られた土地の中でしのぎを削り合っているアイラモルト。その中でも新興勢力だって生まれている模様。中でも一番新しい蒸溜所が２０１８年にできた

●アードナホー蒸溜所

まだ、できたばかりなのでウィスキーは完成しておりませんが、着々と新しいアイラモルトが産声を上げているみたいで今後が愉しみ♪

これだけクセのあるアイラモルトに合うおつまみは、やっぱり限られるよう。いろいろ調べてみたけど、一番これが確実！っていうおつまみは

●燻製（煙で燻したもの）

したおつまみ。今なら、家庭用の燻製の機械とかもあるので、ちょっとした日常のおつまみを燻製にしてアイラモルトのおつまみにしてみるのはいいかもですね！

煙と相性がいいなら、焼き鳥屋さんやBBQなんかの料理と一緒に食べてもグッドでは？？な～んて妄想もしてみましたｗ

今回はアイラモルトのピート香（香り・スモーキーさ）をメインテーマに語ってみました。アイラモルトはハマるひとはハマるし苦手な人はとことん苦手っていうウィスキー。

だからこそ、一度は挑戦して欲しいウィスキーでもあるので、この機会にお試しいただけるとウィスキー好きとしてはたまりません♪